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あだち耳鼻咽喉科

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いびきの裏には病気が隠れている?いびきのメカニズムや原因、治療法

家族からいびきを指摘されたり、自分のいびきで目が覚めたりすることありませんか?

また、子どもが大人のようないびきをかくことも

いびきぐらい大丈夫、と思っていると、その裏には重大な疾患が隠れていることもあります。

今回は、いびきのメカニズムやいびきを引き起こす病気、治療法などについて詳しく解説しましょう。

いびきのメカニズムと原因

いびきは、何らかの原因でのどや気道が狭くなり、息を吸うと狭い部分に空気が通って振動することが原因

つまり、狭くなったのどや気道の隙間をむりやり通ろうとする空気の音がいびき、というわけです。

睡眠中は、自然とのどを支える筋肉がゆるんでしまうため、気道がせまくなり、いびきをかきやすくなります。

肥満や飲酒、睡眠薬、鼻づまり、加齢など、さまざまな原因でいびきは出やすくなり、とくに日本人は顎が小さい場合が多く、いびきをかきやすい傾向にあります。

とはいえ、飲酒したときや風邪をひいたとき、疲れたときに限ってかくいびきは「散発性いびき」と呼ばれ、あまり問題ではありません。

自分のいびきをチェックするには?

自分のいびきをチェックするのは難しいですよね。

また、自分がいびきをかいているかどうか分からないという人も多いのではないでしょうか?

そこで便利なのが、いびきをチェックしてくれるアプリです。

枕元に置いて寝るだけで、いびきを自動で録音してくれるすぐれもの。

無料のものも多くあるので、気になるなら一度ダウンロードしてみて利用してみるのもおすすめです。

軽いいびきの場合

それほどひどいいびきではなく、時折見られる軽いいびきの場合には、仰向けではなく横向きで寝ることでかきにくくなります。

また、いびきをかきにくくするマウスピースや、鼻腔を広げるテープ、口呼吸を防ぐテープなど市販のいびき対策グッズも効果的です。

いびきを引き起こす病気

上に挙げたように、時折いびきをかいている程度なら問題ありませんが、慢性的にかくいびきはあまり望ましくありません

いびきをかいている状態はスムーズに呼吸できていないため、疲れがとれないなど睡眠の質の低下につながります。

つまり、いびきを慢性的かいているということは、睡眠不足に陥りやすく、日中の眠気や集中力の低下など生活に支障が出てしまうことも。

いびきそのものは、疾患として認められていません。

しかし、慢性的ないびきの裏には、何らかの病気が隠れていることが多く、いびきの改善には原因となる病気を突き止めて治療することが重要です。

次に慢性的ないびきを引き起こしやすい病気について解説します。

アデノイド・扁桃肥大

子どものいびきの原因で多いのが、アデノイドや扁桃の肥大です。

アデノイドとは鼻の突き当たり部分、扁桃とはのどの奥の両側部分のことで、それぞれが通常よりも肥大してしまうことで、気道を通る空気の流れを邪魔してしまい、大きないびきにつながります。

一般的に幼児のうちは、アデノイドや扁桃は肥大する傾向にあり、成長とともに徐々に小さくなるため、経過を見ることも少なくありません。

子どものひどいいびきは発達に影響があることも

アデノイド・扁桃の肥大などが原因で、のどや気道をふさぐようになってしまうと、睡眠中に呼吸ができない、いわゆる「睡眠時無呼吸」の状態となってしまいます。

その結果、睡眠の質の低下により、成長障害や集中力の低下による学習障害などを引き起こしてしまうことも

また、まれに重度の呼吸障害になり、血液中の酸素量が低下し、脳や心臓への大きなダメージを与えてしまうこともあります。

ひどい症状が見られる場合には、手術によりアデノイドや扁桃の肥大部分を切除することで、気道の通りがよくなり、大きないびきは収まります。

基本的に、子どもは寝息が荒いことはあっても、いびきをかくことは少ないものです。

子どもの激しいいびきや、睡眠中に息苦しそうにしている場合には注意しましょう。

副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、風邪などで鼻腔に起こった炎症が副鼻腔まで及んでしまう病気で、いわゆるちくのう症のことです。

副鼻腔炎では鼻づまりが起こりやすいため、いびきの原因となることも多くあります。

急性副鼻腔炎であれば、自然に治るか、抗生物質などの薬物療法で治るため、治療とともにいびきも収まります。

しかし、炎症が長引いてしまうと慢性になり、粘膜が腫れたりポリープができたりして、治りにくくなってしまい、いびきも収まりません。

そのため薬物などの治療でも症状がよくならない慢性副鼻腔炎の場合には、手術によって腫れた粘膜やポリープを切除します。

その結果、鼻づまりが改善され、いびきも収まるようになります。

鼻中隔湾曲症

鼻中隔湾曲症は、鼻の真ん中を仕切っている骨が強く曲がっている病気のことです。

鼻がつまりやすく、口呼吸やいびき、匂いが分からないといった症状を引き起こします。

じつは程度の差こそあれ、ほとんどの人は鼻中隔が曲がっているものですが、症状がなければ問題はありません。

軽い症状であれば、対症療法として薬物やネブライザーを使った治療や、市販の鼻腔を開くテープを使うことも有効です。

また、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を併発している場合には、症状がひどくなる傾向があります。

鼻中隔は思春期まで成長を続けるため、手術による治療をおこなうと発育不全をおこす可能性があります。

そのため、手術は17〜18歳以降におこなうのが一般的です。

アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギーとは、私たちの体に害がない物質に対して、本来持っている免疫の仕組みが過剰に反応して攻撃することです。

アレルギー性鼻炎や花粉症の場合には、鼻から吸い込んだハウスダストや花粉などさほど害のない物質も有害と判定し、鼻水やくしゃみで追い出そうとしてしまう症状があらわれます。

そのため鼻づまりも引き起こされることが多く、睡眠中のいびきにつながってしまいます。

薬物や吸入による治療が一般的ですが、症状がひどい場合には、手術によって症状をおさえる治療もおこなわれます。

また、原因となるアレルゲンを低い濃度から体内に取り込み、少しずつ濃度を上げて体を慣れさせる減感作療法(免疫療法)と呼ばれる治療法もおこなわれています。

睡眠時無呼吸症候群

いびきに隠れている危険な疾患として知られているのが、睡眠時無呼吸症候群です。

慢性的ないびきの他、睡眠中に呼吸が止まっていたと指摘されたり、昼間眠気を感じたり、寝起きの倦怠感などがあれば、それは睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

その他にも、夜に何度も目がさめる、寝ているときに息苦しさを感じる、熟睡感が得られないなど、さまざまな症状も見られます。

医学的には、睡眠中平均して1時間に5回以上もしくは一晩に30回以上、10秒以上呼吸が止まった状態があれば睡眠時無呼吸と診断される可能性があります。

原因としては、舌が大きかったり、肥満により首回りの脂肪が多かったりすることで、のどや気道を圧迫してしまうことが挙げられます。

他にも、上に挙げたようなアデノイド・扁桃肥大、鼻中隔湾曲、あごが小さいことなども、睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

睡眠中に呼吸が止まることで、体に大きな負担がかかり、高血圧や脳卒中、狭心症、心筋梗塞などさまざまな病気のリスクも上がります。

いびきの原因が睡眠時無呼吸症候群かもしれない、と思ったら、できるだけ早く専門の医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

いびきの治療はどのの科へ行く?

いびきが原因で眠りが浅い、眠りの質が悪く、日常生活に支障が出ていると感じる場合には早めに医療機関の受診をおすすめします。

自分のいびきが軽いものなのか注意すべきものなのか分からない場合にも、受診した方がよいでしょう。

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、花粉症、鼻中隔湾曲といった鼻づまりを原因とするいびきの場合には、耳鼻咽喉科で診てもらうとよいですね。

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、呼吸器科の受診も必要な場合もあることが多く、医師へ相談してみましょう。

正しい診断と治療のためには、耳鼻咽喉科と呼吸器科との連携が必要なことも多く、まずは身近な耳鼻咽喉科を診断し、病院を紹介してもらうのもおすすめです。

また、最近ではいびきや無呼吸を専門に扱う医療機関も増えているので、受診してみるのもよいでしょう。

まとめ

たまにかく軽いいびきであれば、ほとんど心配はいりませんが、慢性的にいびきをかいているようであれば、何らかの病気が隠れていることがあります

子どもの慢性的ないびきは、発達や成長に大きな影響を与えることがあるため、できるだけ早く、医療機関を受診するようにしましょう。

また、睡眠中に息が止まったり大きないびきをかいていたりするなら、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

日中の眠気や集中力の低下の他にも、生活習慣病のリスクを上げることもあるため、早めの受診をおすすめします。

いびきは本人では気づきにくいことも多く、家族やパートナーのいびきに気づいたら、できるだけ早く指摘してあげるほうがよいでしょう。

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