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あだち耳鼻咽喉科

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アレルギー性鼻炎の原因や症状は?治療法と自分でできる対策

「鼻水やくしゃみ、鼻づまりが止まらない」「鼻がムズムズする」などの症状が続いているなら、アレルギー性鼻炎かもしれません。

今回は、アレルギー性鼻炎について、原因や症状、治療法、自分でできる対策などについて詳しく解説します。

アレルギー性鼻炎の原因

私たちには、ウィルスが体に入ってくると、異物と判断し、追い出そうとする免疫という仕組みが備わっています。

その仕組みが、鼻から侵入してきた本来害のない物質に対してまで過剰に反応してしまい、追い出そうとさまざまな症状を引き起こしてしまうのがアレルギー性鼻炎です。

おもなアレルゲンとして、ハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛などが挙げられます。

アレルギー性鼻炎と花粉症の違い

花粉症も、アレルギー性鼻炎のひとつです。

アレルギー性鼻炎には、花粉症のように特定の季節に症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎」と、ハウスダストなどをアレルゲンとし、年間通して症状が出る「通年性アレルギー性鼻炎」があります。

花粉症の場合には、鼻炎だけでなく咽頭炎や結膜炎など、鼻の他にもアレルギー症状が出やすいことが特徴です。

アレルギー性鼻炎になりやすいタイプの人は?

アレルギーは、遺伝による影響が大きいとされています。

家族にアレルギー体質の人がいる場合には、要注意かもしれません。

しかし、必ずしも遺伝だけが原因ではなく、個人差もあり、生活習慣や生活環境なども大きく関係してきます。

ストレスが多かったり不規則な生活をしていたりすることで、体の抵抗力が弱まり、アレルギー症状が出やすくなることもあります。

病気にかかり、抵抗力が落ちているときにもアレルギー症状を起こしやすくなります。

また、住宅地などよりも、工場地帯などの大気が汚染されやすい環境で暮らしている方が、アレルギー性鼻炎になりやすいと考えられています。

子どももアレルギー性鼻炎になる?

最近では、アレルギー性鼻炎にかかる子どもも多くなっています。

小学校入学程度の6歳前後から、医師の診察を受ける子どもが増加しているという調査結果も出ています。

平成28年度の日本耳鼻咽喉科学会・学校保健委員会の調査では、小学生の9.36%、中学生では11.07%がアレルギー性鼻炎にかかったとの結果が出ています。

アレルギー性鼻炎の症状

アレルギー性鼻炎のおもな症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。

風邪の初期症状と似ているため、勘違いしてしまうことも少なくありません。

以下のような症状が続いているなら、アレルギー性鼻炎の可能性もあるのでチェックしてみましょう。

  • 透明でさらっとした鼻水が出る
  • 1週間以上、鼻水やくしゃみが続いている
  • 目と鼻にかゆみがある
  • くしゃみが連続して出る

また、これらの症状が続くことにより、不眠やイライラ、倦怠感や集中力の低下などを引き起こすこともあります

仕事や学業への影響も大きく、普段の生活の質を下げる原因にもなってしまいます。

アレルギー性鼻炎の診断・検査方法

アレルギー性鼻炎の診察は、問診や鼻の中の状態を観察することから始まります。

問診の結果、アレルギー性鼻炎が疑われるようなら、好酸球と呼ばれる、アレルギー性鼻炎によって増える鼻の中の細胞を調べたり、血液中のIgE抗体の値を測ったりします。

また、アレルゲンを特定する検査として、皮膚テストや血清特異的IgE抗体検査、鼻粘膜誘発検査などがおこなわれます。

検査結果だけではなく、問診などの情報も合わせて総合的に診断が下されます。

当院では採血による検査(特異的IgE抗体検査)に基づいてアレルゲンを特定しています。

アレルギー性鼻炎の治療方法

アレルギー性鼻炎は、体質が影響する場合が大きいため、完全に治すことは難しい病気です。
しかし、自分に合った治療方法で、症状をできるだけ軽く、日常生活に支障が出ないようにすることはできます。

症状がひどく、長引く場合には、できるだけ早く医師の診断を受けましょう。

薬物療法

アレルギー性鼻炎では、くしゃみや鼻水が多いタイプなのか、鼻づまりがひどいタイプなのか、それらの症状の重さはどの程度なのかなどから判断して治療薬を選びます。

一般的に処方される飲み薬として、体内でアレルギーを引き起こす物質のヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン薬が挙げられます。

高い効果があり早く効く一方で、副作用として、眠気や集中力の低下、喉の乾きなどが見られる場合も。服用前に確認しておきましょう。

また、症状改善の効果が高いステロイド点鼻薬が処方されることも多くあります。

ステロイドは粘膜で吸収されるため、正しく使用すれば副作用はほとんどないとされています。

市販の点鼻薬の多くには、即効性のある血管収縮剤が含まれています。

長期間、頻回に使用していることにより、薬物性鼻炎と呼ばれる鼻粘膜が腫れる症状が出ることもあるため、用法や容量を守った上で短期の使用にとどめましょう。

その他にも、さまざまなアレルギー性鼻炎に効果的な薬が開発されており、医師と相談しながら自分に合った薬を見つけることが大切です。

手術療法

手術によってアレルギー性鼻炎の症状を出にくくする方法もあります。

代表的な手術に、鼻の粘膜をレーザーなどの器具や薬を使って焼く方法が挙げられます。

これは外来でも行うことのできる治療です。

他にも、鼻の中をしきっている鼻中隔をまっすぐにする方法、粘膜を切除する方法、鼻水に関する神経を切除する方法などもありますが、基本的に入院が必要となります。

どの手術方法が自分にとって効果的なのか、専門の知識や経験の豊富な医師としっかり相談することが肝心です。

それぞれのメリットだけでなくデメリットも知った上で手術を受けましょう

減感作療法(免疫療法)

減感作療法(免疫療法)とは、さまざまな治療法のなかで、アレルギー性鼻炎を根本的に治せる可能性がある方法の1つです。

しかし、受ければ必ず治るというわけではなく、患者さんの70%前後に効果があるとされています。

アレルギー性鼻炎の原因となるアレルゲンのエキスを、少しずつ体に入れ、徐々に増やしながら体をアレルゲンに慣らしていきます。

最近は舌下免疫療法という口からエキスを摂取する方法もあり、効果が認められて来ています。

副作用としてさまざまなアレルギー反応が現れることもあり、アナフィラキシーショックのような全身性の強い副作用の可能性もあります。

自分でできる、アレルギー性鼻炎対策

病院で受ける治療だけでなく、自分で対策をおこなうことも大切です。

基本は、アレルゲンを除去し、避けることを心がけましょう。

ここでは、おもにハウスダストやダニ、カビなどが原因の場合の対策を紹介します。

こまめな掃除

できるだけこまめな掃除を心がけましょう。

しかし、いきなり掃除機をかけてしまうと、排気でホコリが一気に舞い上がってしまいます。

まずは、フロアワイパーにドライシートを取り付けて、ホコリやハウスダストを吸着させてから、その後に掃除機をかけましょう。

また、夜のうちにホコリやハウスダストが舞い落ちている朝一番に掃除するのが効率的でおすすめです。

紙にもホコリやハウスダストは集まりやすいため、本棚もこまめに掃除しましょう。

布製のソファ、カーペットなどは避ける

布張りのソファやカーペットなどは、ハウスダストやダニの温床になりやすいので、避けるかこまめに掃除をしましょう。

とくにソファの隙間にはホコリやゴミがたまりやすく、子どもが手を入れて遊ぶことも少なくありません。

掃除機の細いノズルを使って隅までしっかり掃除をしましょう。

畳の上にカーペットを敷くこともおすすめできません。

湿気がこもり、掃除しにくくなることでハウスダストがたまってしまい、ダニにとって最適な環境になってしまうためです。

また、カーテンやぬいぐるみも意外とホコリやダニがたまりやすいため、定期的に丸ごと洗濯して天日に干すことをおすすめします。

部屋の湿度や温度を一定に保つ

ダニは、高温多湿の環境を好むため、とくに夏場に繁殖しやすいものです。

しかし、最近では住宅の密閉化により、寒い冬でも繁殖しやすくなっています。

部屋の湿度は50%以下に、室温は20〜25℃程度に保つことを心がけましょう。

冷房を使う際には、室温を下げると同時に除湿もおこない、ダニの繁殖を防ぐことが大切です。

寝具は定期的にお手入れを

寝具はダニの繁殖場所になりやすく、ハウスダストも多くたまりやすいので、とくにお手入れが必要です。

布団はできるだけこまめに天日干しをおこない、表面に掃除機をかけることを心がけましょう。

とはいえ、じつはダニは60℃以上の環境に置かれなければ死滅しません。

また、ダニは少しでも残っているとすぐに繁殖してしまいます。

しかし、こまめに布団を天日干しすることで、ダニの繁殖しにくい乾燥した環境となり、掃除機をかけることでエサとなるハウスダストをなくすことができます。

また、シーツなどのリネン類も週に1度は洗濯するようにしましょう。防ダニタイプのシーツを使うこともおすすめです。

規則正しい生活を心がける

アレルギー性鼻炎は、アレルゲンとなる物質を避ける環境を整えることも大切ですが、規則正しい生活やバランスよよい食事を心がけ、ストレスをためないことも重要です。

また、タバコの煙は鼻の粘膜を傷つけてしまうので、できるだけやめましょう。

最近では、鼻うがいも効果的といわれていますが、場合によっては逆に粘膜を刺激してしまうこともあります。

医師と相談しながらおこないましょう。

まとめ

大人だけでなく、子どもにも増えているアレルギー性鼻炎。

年間通して症状に悩まされるのは本当にツラいですよね。

医師に相談し、症状に合わせた治療をおこなうとともに、アレルゲンにできるだけ触れない生活を心がけることが大切です。